SUN RA & HIS ARKESTRA/SOME BLUES BUT NOT THE KIND THATS BLUE

Some Blues But Not The Kind Thats Blue (1977)

Some Blues But Not The Kind Thats Blue (1977)

枯れ果てた泉から湧き出るシンフォニア。70年代初期のスウィングする事から距離を取りつつも(私の知っている限り)一転してメロディックなコードを多用しメロウで神秘的な歪みとポスト・フリーの幾分整理された乱雑を以って奇跡的融合を果たした悠久の70年代後期のメロウ盤が再発。スタンダード・カヴァーが多くを占め、そしてそれらのベクトルがあくまで「JAZZ」的スウィング感を伴い、厳粛なノスタルジアサウダージが交錯する。?'LL GET BYとMY FAVORITE THINGSのジャズ・イディオムに則った解放っぷりは正しく爽快。