vol.3

交響詩篇エウレカセブン 3 [DVD]

交響詩篇エウレカセブン 3 [DVD]

基本的に前作の流れを受け継いだ第7話「アブソリュート・ディフィート」のコメディ感覚から物語のテーマ部分に徐々に触れていくストーリー展開が新たな流れを作る第3巻。ヴォダラクという宗教組織との関わり、と同時に知らされるホランドエウレカ達の過去(塔州連邦軍内組織「SOF」に属していたホランドエウレカ達は嘗てヴォダラクの聖地にて人々を虐殺していた)、「戦う」こととは人を殺すこと、というこれも後に重要なアイデンティファイとしてのメッセージが登場する。デューイ・ノヴァクの復権と抽象的に扱われる断片的な彼のその目的。あちらこちらと後に繋がる重要なファクターを残しつつ一方ではレントンが来たことによるエウレカの変化を軸に展開する。この頃はポップ7:シリアス3ぐらいの感覚だが、ヴォダラクとの接近から暗雲が立ち込めてくる感覚は期待感と共に後の波乱を予感させる。つづく。