AMM/COMBINE+LAMINATES+TREATISE'84

muyubyou2008-02-02

静寂、ノイズ、混沌、偶像、を意図して「発生」したAMMという装置、かのAmmmusicからの道程を辿るとそう思わざるを得ない。多様な楽器から鳴らされる音の海(小編成でありながら)、その出自を確信犯的に不明瞭に(実際は現代音楽、JAZZなど)表現するその即興スタイルはヨーロッパのフリーシーンにおいても圧倒的に孤高にして追随を許さなかった。これは1984年作、現在では一番知れ渡っているお馴染の編成エディー・プレヴォー、キース・ロウ、ジョン・ティルバリーのトリオによるLIVE録音。CD化に際してTREATISEのLIVE録音が追加(初期の頃ammにとって指示的存在であったコーネリアス・カーデューの参加)。AMMは閉塞していく即興音楽に彼らの音そのままに無限の可能性を与えている。