JUJU/a message from mozambique

ア・メッセージ・フロム・モザンビーク

ア・メッセージ・フロム・モザンビーク

その2。どちらかというと覆面レスラーよりペイント・レスラーに思い入れがある人が多い。年齢的に言って実は私はグレート・ムタ(愚零闘夢多)世代である。グレート・カブキもロード・ウォリアーズもそうだ。パワー・ウォリアーなる者もいた(佐々木健介のペイントver)。覆面レスラーの謎的塩梅よりペイント・レスラーの変身ぷりにドキドキした。素顔を知っているからこそ、である。人間の変身願望のもっとも忠実に分かりやすいパターンと言ってよい、武藤敬ニは普段ベビーフェイスで通っていたが、ムタに変身するとヒール・レスラーとなる。パワー・ウォリアーはその辺が中途半端だった(なんでもパワーが増すとか)。
全く関係のない話になってしまった。というわけでこのJUJUもアート・アンサンブル・オブ・シカゴ同様ペインティング・フェイスにて堂々登場することとなった1972年作1st。フィリップ・コーラン同様SPIRITUAL JAZZなる分野にて語られるアフロ・アフリカンな1st。が、こっちはもっと忠実にFREE JAZZに沿ったもので、異化効果としてはリズム隊とへんてこなな民俗歌。