CAROLE LAURE & LEWIS FUREY/"ENREGISTREMENT PUBLIC"

muyubyou2007-12-08

これはルイス・フューレイに幾度となく救われた男の話。私は空に足をつけ地上を眺める男。キャバレーのネオンに栗の花の芳香、愛の花咲く金曜日に私はいない。土曜日の朝に酒を呑んで、昼には夢の中。栄光の週末が終末に変わろうとする頃私は目を覚ます。5時間後にはプロレタリアート・ライフが待っている。退廃的な落日のヨーロッパならぬ、ここ日本においては日昇に退廃かつ憂鬱がある。このままいっそ首を吊りたくなる午前5時、流す音楽は決まってこれ。嗚呼先立つ私を許して下さい母さん、と思う心がいつの間にかこんな俺を産みやがってと変わっているからあら不思議。俺もポルノ男優でもやるか。人間の汚い心もルイス・フューレイが歌うから綺麗に見える。シリアスをユーモアラスに。ユーモアラスはシリアスに。これだ。