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オペラ・ロック(紙ジャケット仕様)

オペラ・ロック(紙ジャケット仕様)

そのまんまではあるが、ずばりオペラ・ロック。若干(と言うより、かなり)はずれかけのスペーシーな中性ヴォイスと色濃い男根ヴォイスを使い分け、底抜けにニューウェイヴな演奏が合さり、妙な悲しさを生む。一見冗談のような感覚を受けるが、トータル・エクリプスの世界終焉間際のような声を聞くと、今の世の中で何が冗談で何が真面目なのか分からなくなる。今の私の生活が冗談であって欲しいと強く願う秋雨降り続く夜12時。クラウス・ノミを聴きながら。