5番街のマリー

昨日は送別会があり、その後例に違わず夜の街へ繰り出す。またしても熟女系スナックに連れていかれ、カラオケを先頭バッターで強制される。苺畑よ永遠に、を適当に歌うが、他全員演歌、歌謡曲で勿論私だけ浮いたのは言うまでもない。その後フィリピン・パブに強制連行され、日本語があまりにも通じず、社会の厳しさを実感。俺は若い日本人がええねん、と地獄の中心で愛を叫ぶが、またしてもカラオケを強制され、社会の厳しさを実感。まるでシベリア流刑地のようだと思った。
その後若者の意向が通じ、やっとこさ「普通」のキャバクラに行くことが出来(キャバクラに普通も糞もないと今まで思っていたが、それは大いなる間違いであった)、僅か1時間ばかりであるが春を謳歌。もちろん、女の子がこれまでの人生でもっとも眩しく見える瞬間でもあった。なぜか、俺の名前でボトルをキープして貰う。悲惨なカラオケは無く、唯一至福ともいえる一時間であった。天に昇るたぁこのことよ、とメアドやらを交換し、親父っぷりを発揮するが、地獄に堕ちるたぁこのことよ的に次行った店はまたしても外国系塾女スナック。ヤケクソで吉幾三の「酒よ」と松任谷由美の「春よこい」を熱唱。まだ見ぬ春は、当分来そうにもない。そして、キャバクラの女の子から「営業」メールが届き、いったいいつまでこういうのが続くのだろう、と心底うんざりした。