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スカイ・イズ・フォーリング

スカイ・イズ・フォーリング

ちょっと首が長すぎるんじゃないか、というジャケットが最高に素敵だ。今年の廃盤セール(阪急百貨店の)でレコードを見つけ、買おうかどうか迷い、レジデンツモグラ帝国のLPを買ったのを思い出す。
二昔前の哀愁漂う歌謡曲のようなちょいと大袈裟なオーケストレーションと、サラヴァぽい若干癖のあるアヴァンギャルドな佇まいのルイス・フューレイのなんとも言えないヴォイスのコントラスト。古臭さと普遍性と紳士っぽさが絶妙で、キャバレー・ソング特有のケバケバしさが同居する唯一無二の駄目っぽさ。全て俺好みだ。

「どうせ〜さ」と言ったいい訳じみた歌詞。
ウィスキーや麻薬にのめり込む無頼派を気取ってみたり、ちょっとだけ前向きになったり、かと言ってスグサマ刹那主義一直線に戻る詩世界。全て俺好みだ。