WHITEHOUSE/BIRTHDEATH EXPERIENCE

muyubyou2008-01-20

倒錯をモチーフに世界へ『反社会的』と誤解と語弊を齎せ、一方でそれをせせら笑うかの如く(或いは顰蹙を快感に思うかのように)素通りしてみせるウィリアム・ベネット率いる(?)元祖パワエレ『WHITEHOUSE』。『極左テロリズム』的ノイズの放射とヴォイス・パフォーマンスの実践を、キャブス、SPK、NEがディスコ的変貌を遂げたのとは大よそ正反対に継続こそは力なりと今(2008年現在)を以って全く衰えを知らず、さてさて本作はそんなwhitehouseの記念碑的1stであると同時にタイトルが変化する(曲が割り振られている)のに曲調は何も変わらないというスタイルを編み出したノイズ・ミュージックの未来を予言したものである(ロックンロールからキリスト復活への変化を見よ!)。81年発表の4th『ピーター・キュルテン(殺人鬼)に捧ぐ』が傑作として挙げられるが、先ずはここから。
ウィリアム・ベネット