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AMM / To Hear and Back Again
コロンブスの卵の意を紐解いて音楽に持ち込むならば差し詰めそれはJOHN CAGEであろう。やったもん勝ちというのが現代音楽の軌跡であるならば、現代とか過去という時間軸は無意味である。「AMMUSIC」(1966)はコロンブスの卵よりもずっとセクシーな皮肉を込め世に放たれたわけであるが、この第6作目はまんまfree jazzというカーデューもロウもいないAMMの冷ややかな目線である。卵を立てるには卵立てを使えば良いのである。