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Playing the Fool (Aniv)

Playing the Fool (Aniv)

私をプログレ・オタクに変身させたのは、このジェントル・ジャイアントとVDGG、アレアだろう。

特にGGは私の中でポップで難解、そして変態というどうも曖昧な霧の中でプログレ臭をプンプン漂わすバンドだった。いつまでたっても釈然としない存在でありながら、いつまでたっても気にかかるバンドがGG、ある意味ではプログレの登竜門的バンドかもしれない。これが駄目ならプログレッシヴ・ミュージックは全然駄目、これがいけるならライヒからケージ、バッハからハイドンビートルズからポップ・グループ、バードからモンクまでなんでも食えるような気になる、はず。

古典的フレーズを多用しながらも斬新さが絶えないその旋律はGG特有で、魔の森に迷い込んだかのようなコーラス多用と超絶変拍子の嵐は比類が無い。
このライヴ盤はそれが特に顕著で、特にON REFLECTIONにおいてのコーラス、楽器チェンジは呆れるほどの凄さ。ちなみにこれは最近巷を賑わしているGG35周年版でスリップ・ケースのジャケットは全部同じで味気ないが中身は全部普通のジャケなのでご安心を。

俺はガラスの家に目がなくってねー、という奴と是非友達になりたい。