たかがたかがでたかがじゃねえか

ねずみ小僧が逃げ回った夜を越えて、3晩連続お酒を喰らい、体力的にさすがに結構厳しいもんが出てきて歳を再確認する。これを単なる青春の挫折と呼べればいいのだが、まさしく社会人の挫折から発生するヤケ呑みであることは明白で、空を見上げるもバーゲンセールの値札もつかないような暗くしめった星ひとつない空は使い捨てられたチリ紙ですら交換できない気がした。
家に辿り着きコンビニの袋に詰め込められた塵の量を再確認し、皺だらけのカッターシャツがいたるところに干してある部屋を眺めると無償にアイロン台が恋しくなり、ビールを飲んだ。