アップル・ストアOPEN

嗚呼、ついに来た。
洋邦楽合わせて何万曲か忘れたけど、本日APPLE STOREが開店したらしい(仕事中、車の中のラジオで聞いた)。

もはやこういった音楽のDLビジネスに危惧を覚える奴ってのはマイノリティに属していると思われるが、終生反対していきたい所存である。何でも利便性を追求されてたまるか(パッケージ・ソフトは消滅しない、とは現在のレコード会社の動向を見る限り、絶対に断言できない)。

まぁ、音楽は聴くものであり、「パッケージ」として所有するものではない、という意見も分かる。しかし、「聴ければなんだっていい」というのはあまりにも寂しくないか。

前も書いたけど、音楽ってのは(これはある意味資本主義的かもしれないが)自分の足で店に赴き、自分の手でCD/レコードを選び、他の人が手にするCD/レコードにチラリと目をやり、散々迷った挙句、レジへ向かい、口ずさみたくなる気持ちを抑え、電車の中で待ちきれなくなり思わず開封し、解説やらブックレットやらを眺め、家へ帰宅し、自分の手でCDトレイ/ターン・テーブルへCD/レコードを乗せ、ジャケットを眺めながらドキドキして聴き、失望したり歓喜したり、といった様々な感情的な「行為」を経て、より音楽を愛せるのだ。少なくとも、私は、そうだ(だから、出来るだけ通販はしたくない)。