第3次ワン・ルーム対戦

泥鰌掬い、蛇殺し、鯰釣り、洞窟探検、えとせとら、これ以上ない様々な戯れを経験してきた田舎出身の私ではあるが、大学進学、社会人生活突入に伴い環境は都市型へと移行していき自然が遠のいていった。そんな折、私に突然の転勤辞令が届き、再びかの田舎へと舞い戻る、時は2007年6月。街灯に虫が集まり、部屋の窓を開けっ放しにしておくと蛙、蛾、様々な生物が部屋へ不法侵入、自転車を漕ぐと虫が顔に猛烈な勢いでボディ・アタックを仕掛けてくる。時の流れは無常故、いつの間にか虫、両生類等に触れる事が出来ないことに気付く。
そして今まさしく、マイ・ルームに蛾が侵入し嘗て無い危機感に俺は身を震わせている。寝れない。