すべては終わりぬ

給料日が果てしなく遠い(あと2日・・・)。
そして気だるい日曜の午後である。熱き血潮のブルース・スプリングスティーンを聴く。涙のサンダーロード。男根ロック真っ只中。あ、終わった。次はディランだ、時代は変わる。
そして煙草を1本吸っているというのに知らぬ間に新たな煙草に火をつける。時代はまったく変わらず、体たらくの繰り返し、半歩進んで5歩戻る。俺はいったい何歩戻ればいいのだろう、と詩情に満ちたディランを聴きながら悦に浸る。そして、珈琲を零す。

昨日、研修を兼ね遥々伊勢原まで行った(遥々と言えども片道40分ぐらい)。おかげで交通費が往復800円、全財産が終ぞ700円という自体に陥った。そのことを何の恥ずかしげも無く堂々と告白すると非難轟々の嵐、一言目には「将来」、二言目に「社会人として」。5年前から何も変わらぬ周りの戯言。しかし、正直こういう生活も苦しいかな、と思うようになったのは半歩の成長なのか、少しはお金を貯めねばならないと思う。そして知らぬ間にサンタナの紙ジャケ10タイトルを予約していた曇り空の日曜日(横尾忠則デザインの「ロータスの伝説」は史上最大の22面体複合ジャケである!)。